職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

2021-01-01から1年間の記事一覧

資本主義の次の形態(前編)

最近の私の興味は、資本主義の次の形態というものです 確かに、資本主義によって私たちの生活はこれまでの歴史上ないくらいに裕福な生活をもたらしてくれました 私もそのことに異論はありません ただし、一方でこの資本主義というものは私たちにとてつもない…

『さゆり』アーサー ゴールデン

すみません。少しばたついており、先週の金曜日に更新することができませんでした 楽しみにしてくださっていた方は申し訳ございません 改めて今週もスタートです 日本人の私が、例えばイギリス人を主人公にした小説を書いたとします イギリス人はそれを読み…

最高の乗り物、電動アシスト自転車

私は電動アシスト自転車を愛用しております 自転車にもバイクにも車にも乗ったことはありますが、私はお手軽さと楽さで言うと電動アシスト自転車が一番好きです そして、実は結構遠くまで行くこともできます それなりのバッテリーを積んだものを買えば、10…

書く前に新人賞を選ぶか、新人賞を選ぶ前に書くか(後編)

前回からの続きです ちなみに、私が最終候補に落ちた後、翌年の新人賞応募について、ある出版社の方から言われたのですが、「次の作品は締切の数か月前くらいまでに私宛に送ってください」ということでした これはつまり、100-200枚くらいの作品であ…

書く前に新人賞を選ぶか、新人賞を選ぶ前に書くか(前編)

本日の記事は表題の通りなのですが、皆さんはどちらでしょうか 新人賞など関係なく物語を書き始めてしまうべきか、それともどの賞に応募するかを決めてから書き始めるべきか いきなりの結論ですが、どちらでもいいと思います もろもろの偉大な文学作品にして…

コロナ状況下での執筆

ゴールデンウィークに入りました。もちろん、関係なくお仕事されている方もいらっしゃると思いますので、そういう方はおつかれさまです 私は暦通りの出社なので、本日から五連休となります とはいえ、昨年に引き続きコロナなので、どこかへ旅行に行くわけで…

"プロジェクト"とは何か

最近、(というわけでもないのでしょうが、、、)プロジェクトという言葉を多く聞くようになりました 発端が何かは分かりませんが、『プロジェクトX 』という番組かもしれません いや、もっと前から出回っていたような気もします いずれにしましても、社会人…

コロナが終わった後の海外旅行(後編)

どこの国に行ったら、物語は生まれやすくなるかランキング・・・ なかなかこんなランキングはないと思いますが、誰の役にも立たないかもしれません いよいよ第二位です ー中南米ー 都市でも何でもなく広大な範囲です。正直に申し上げて、私は行ったことがあ…

コロナが終わった後の海外旅行(中編)

作家的感覚で、インスピレーションを創出するために良い海外旅行先はどこなのか 次は第四位です ーサマルカンドー この場所に行ったことがある方はあまりいらっしゃらないかもしれません 私は一人で行ったことがあります。本当にいいところでした 青の都と言…

コロナが終わった後の海外旅行(前編)

コロナがはじまって、もう一年が過ぎました 多くの人が我慢をしながら生活してきております ほぼ我慢をしていないという人ですら、周りが自粛しているために多くのことが抑制されたことでしょう ちなみに私は昨年の頭くらいにパスポートを更新して、しばらく…

パワハラというものが今後も減りますように

言葉というのは、非常に大きな力を持ちます そんなこと当然じゃないか、と言われる方もいれば、それほどでもないだろう、と言われる方もいると思います なぜだか両方とも共感してしまうところがありますが、そこは職業作家を目指す者としては、前者の肩を持…

三月締切の新人賞に応募

昨日ブログをアップしようと思っていましたが、いろいろあって遅れてしまいました ところで以前、下記の記事を書かせていただきました towriter.hatenablog.com というわけで、今は4月になっているので、出せた方、出せなかった方いらっしゃると思いますが…

メインパソコンをLAVIE Direct PMにしました(後編)

このLAVIE Direct PMが、ものすごく軽くてバッテリーも長持ちするから、家だけではなく外に持っていくのにも優れているということは、ご理解いただけたと思います では、使い心地はどうなのでしょうか まずはタイピングです 私は何度か家電量販店に足を運ん…

メインパソコンをLAVIE Direct PMにしました(中編)

私が購入したLAVIE Direct PMですが、まずはスペックをご紹介させていただきます LAVIE Direct PM[Pro Mobile] PC-GN186J4DH LAVIE Direct PM[Pro Mobile] LAVIEプライバシーガード非搭載モデル CPU:Core i7-10510U メモリ:16GB SSD:1TB(PCIe) バッテ…

メインパソコンをLAVIE Direct PMにしました(前編)

昨今は様々な便利な機器がありますが、多くのものは何かが足りていない気がします 例えばスマホなら字が小さいです 例えばタブレットならアウトプットがしにくいです 他にも様々なデバイスがありますが、全てのことができるのは、おそらくパソコンになるのだ…

『袋小路の男』絲山秋子

このブログではあまり日本人の女性の作家は紹介しないな、、、と思われている方がいらっしゃるかもしれません 確かに私の読書は少し男性作家の方に偏っているようです。バランスのよい読書を心がけようとは思っておりますが あくまで憶測ですが、読者という…

早すぎる桜満開と資本主義の功罪

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 3月下旬、久しぶりに東京都中心部に行ってきました 年初から毎日テレワークをしていましたが、今年初めて仕事での外出となりました 緊急事態宣言が解除されたからではなく、会社関係の用事があっ…

書店アルバイトのすすめ(後編)

私が学生時代に働いていたアルバイトの店長が、毎年どこに行っていたかと言いますと、なんとインドだったのです 店長はドラえもんのたくさん入ったビニールの袋を嬉しそうに眺めながら、こう言われました 「毎年ね、インドに行って一か月くらいボランティア…

書店アルバイトのすすめ(中編)

私がアルバイトをしていた本屋の店長は、少し変わった人でした (というよりも、書店には個性的で楽しい人が多かったです。何よりも、本のことにめちゃくちゃ詳しい人がたくさんいました) 店長は、50くらいでしたが、白髪交じりの髭を生やしていて、見た…

書店アルバイトのすすめ(前編)

私は学生時代に本屋でアルバイトをしていました それほどたくさんの種類の仕事を体験してきたわけではないので、世の中にはもっと面白い仕事があるとは思いますが、少なくとも私にとって、本屋の仕事というのは最高に幸せな体験でした 返品の本を段ボールに…

ポメラ後継機種に期待すること

ポメラの後継機種が出なくなってずいぶん経ちます もっとも最近に出たのはDM30ですが、すでに供給停止となり、現在ではそれより前に発売されていたDM200のみ売られている状況です キングジム デジタルメモ ポメラ ブラック メディア: オフィス用品 (とはい…

短編小説には権威ある登竜門が必要です

私は短編小説がすごく好きです というと、「いやいや、ということは長編小説よりも好きってことなのね?」と言われそうな気がしますが、これは重要なご指摘です ただの八方美人みたいになってしまいますが、正直に言えば自分でもよく分かりません ものすごく…

コロナ後の文学

本日3月21日に緊急事態宣言が解除されましたが、皆様はどこかにお出かけになられますでしょうか 月曜ですし天気が芳しくない地域もあるようなので、通勤電車が混むようになるくらいで、多くの人は何の変化もないのかもしれません 昨日のニュースでは「1…

『失われゆく仕事の図鑑』永井良和他(後編)

長くなっておりますが、いよいよ最終回です。気になったところをピックアップしております 貸本屋 このブログでこの仕事を採用しないわけにはいきません こちらの記憶は確かなのですが、私は幼少の頃に関西の親戚のところへ行った時、一度だけ利用したことが…

『失われゆく仕事の図鑑』永井良和他(中編)

前回からの続きです。この本で紹介されているものをいくつかピックアップしております 傷痍軍人 戦地で負傷した人が路上で施しをもらうことがありました この本でアコーディオンを弾いている写真がありました 私のそうとうおぼろげな記憶では、かなりの幼少…

『失われゆく仕事の図鑑』永井良和他(前編)

現代というのは便利ですが、あまり面白みはないかもしれません おそらくそれは製品やサービスがグローバル化によって、あらゆるものが画一化されたということがあります 数十年くらい前までは、地域差というものが大いにありました 地方によって、自動販売機…

ずっと挑戦者が幸せ(後編)

前回、少し思わせぶりな終わり方をしてしまいました ようやく表題に戻るのですが、おそらく幸せになりたいのであれば、ずっと挑戦者でいた方がいいと思います 政治家でしたら野党を、サラリーマンでしたら一般社員とかせいぜい係長くらいで留まった方がよい…

ずっと挑戦者が幸せ(中編)

前回からの続きです。政治家を例にとって、与党でも野党でも幸福にはなれていない。そして、どちらかといえば野党の方がまだ活き活きとしている、という話でした 私にとって、政治家という職業はあまり馴染みがないので、私の知っているようなサラリーマンの…

ずっと挑戦者が幸せ(前編)

唐突に奇妙なサブジェクトにしてしまいました この前、散歩している時にそんなことをふと思いました 例えば、与党の政治家と野党の政治家がいますが、見ていてどっちが幸せそうに見えますでしょうか 守勢にまわらざるを得ない与党の答弁を見ていると、いかに…

『戦争の悲しみ』バオ・ニン

私は比較的、東南アジア文学を紹介させていただいていますが、その中でもまさしく最高峰と言っていいのはこの本だと思います 確かインドの大学教授だったと思うのですが、日本に反戦文学が生まれないことを嘆いていた記事を読んだことがあります ちょっとそ…

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