職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

資本主義の次の形態(前編)

 

 

最近の私の興味は、資本主義の次の形態というものです

 

確かに、資本主義によって私たちの生活はこれまでの歴史上ないくらいに裕福な生活をもたらしてくれました

 

私もそのことに異論はありません

 

ただし、一方でこの資本主義というものは私たちにとてつもない辛さをもたらしました

 

例えば、皆さんが今お持ちになっている苦しみというものはなんでしょう

 

もちろん推測するしかありませんが、ほとんどが資本主義がもたらすものではないでしょうか

 

・もう少し裕福な暮らしがしたい

・子供には高いレベルの大学にいってもらいたい

・夫に出世してほしい

・注文住宅が欲しい

・新築マンションが欲しい

・人間関係も含めて仕事がつらすぎる

・もっと質のよい家具がほしい

 

などなど。こういった悩みは資本主義がもたらすものと言っていいでしょう

 

一方で、下記のようなものは根源的なもので、資本主義とは関係なく古代から人々が苦しめられてきたものです

 

愛する人の死を乗り越えることができない

・もっと世の中のことが知りたい

・困っている人を助けたい

愛する人が振り向てくれない

 

などなど。逆に言えば、これらの悩みは健全で、どのような政治形態になろうとも克服することは難しいでしょう

 

これらの悩みはどれだけ人類が進化しようとも、我々が人である以上、悩み続けざるをえません

 

一方で、資本主義がもたらす苦悩というものは、人類は近い未来に克服していかなければなりません

 

では、世の中が社会主義になれば解決するのでしょうか。先ほどの箇条書きに対して予測してみます

 

・もう少し裕福な暮らしがしたい`=>解決しない。逆に少し貧しくなる?

・子供の最終学歴を高いレベルの大学にいかせたい=>競争はそこまで激化しない?

・夫に出世してほしい=>一部の特権階級のみ引き続き存在するが、それ以外は横並び

・注文住宅が欲しい=>私有財産が認められなければ、そういう欲望も湧かない

・新築マンションが欲しい=>同上

・人間関係も含めて仕事がつらすぎる=>多少はあるかもしれないが政府に与えられた仕事のみこなす生活

・もっと質のよい家具がほしい=>多少は可能かもしれないが、広告が減少するから欲望は減少するか?

 

なぜもっといいものが欲しいと思うかといえば、身近にもっといいものを持っている人が存在しているからに他なりません

 

逆に言えば、他の人が持っていなければ、私たちは欲しがらないということが言えます

 

社会主義というのは、資本主義のように全てを金銭的価値に置き換えるわけではなく、かつ裕福さを目指しているわけでもないので、経済成長に息苦しさを感じる人にとっては、救いのある政策なのでしょう

 

もしかしたら、ここまでお読みいただいた人は、私のことを少し怪しい人だと思われているかもしれません・・・

 

社会主義を推奨するというのは、ロシアやかつての中国、北朝鮮のような国家を想起させるからです

 

ですが、昨今の資本主義の次の政治形態の理論というのは、かつての概念の社会主義とはまた異なったイメージの社会主義のようです

 

次回に続きます

 

 

 こちら、とうとう買って読みました。紙の方で購入です。きわめて興味深い内容でした。かなり説得力がある一方で、なぜこのような事態に陥っているのかという理由の部分は、自分の頭で再検証が必要であると感じました

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