前回からの続きです。この本で紹介されているものをいくつかピックアップしております
戦地で負傷した人が路上で施しをもらうことがありました
この本でアコーディオンを弾いている写真がありました
私のそうとうおぼろげな記憶では、かなりの幼少期に一度見たことがあるような記憶があります
その記憶では、何か楽器を弾いているというよりは、ゴザの上に座っているだけでした
ただ、軍人の格好をしていて片足がなく、普通の人間が醸し出す雰囲気ではないように感じました
戦場をくぐりぬけてきた殺気みたいなものかもしれません
だた、今となっては、その記憶が、本当の記憶なのか、どの場所だったのか、それとも何かの映像で見ただけなのか、区別がつかなくなっています
こんなお仕事があるものです
人の代わりに神社やお寺を参ってくる仕事を代参商と言います
かなり古くでは、個人でお宮参りができないから、代表者にそれぞれがお金を渡して行ってきてもらっていたと聞いたことがあります
まさしく、お土産というのは、そういうルーツから発生したようです
ちなみにこの代参商というのは、人間だけではありませんでした
代参犬です
代参犬は首に「伊勢詣」などと書いた袋をぶら下げられます
道中では親切な人が餌を上げたり、休ませてあげたりします
手伝ってあげた人は、その袋からいくばくかのお金をもらったそうです
そして代参犬は旅を続けます。なんだか、かわいらしい光景ですよね
そして、そんな時代ってなんかいいなぁと思ってしまいます
この本を読む前までは、私のなりたい職業上位に入っていました
静かな灯台の最上階で、広大な景色を見ながら執筆活動・・・
ですが、私の妄想は完全に間違っていることを知りました
この灯台守というのは、かなり大変なお仕事だったそうです
そもそもこの灯台守というのは官吏なのですが、転勤が激しく、勤務地が僻地過ぎて大変だということでした
かつて交通網が充実していない時代は、まずこの地にたどり着くのも大変ですし、近くに店もないし人もいないから田畑を自分で耕して半自給自足をしなければなりませんでした
ちなみに、灯台守は官吏だということで、美人な奥さんが多かったとのことです・・・
百貨店などにはマネキンがありますが、実際の人がやることをマネキンガールということです
もちろん私は見たことがありません
おそらくじっとしているのでしょうけれども、これは想像以上に大変な職業だと思います
現代ではこれがモデルになっているのかなと思っていましたが、本書では試食係の女性がその末裔っぽいとにおわされております
ちょっと長くなってきてしまいましたが、次が最後です