職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の才能の限界について(その3)

今回で第三回目です あまりまとまっていない流れということは自覚していつつも、続けさせていただきます 次に考えたいのは、自分の限界の認知ということです 自分の才能があるかないかは別にして、もっといい作品を書きたい私たちが、次の高みを目指すにはど…

自分の才能の限界について(その2)

前回からの続きです。ですが、、、まとまりがなさすぎて、ここから読んでも支障がなかったりするかもしれません(期せずして・・・) ところで、大江健三郎が、「奇妙な飼育」「死者の奢り」「飼育」など数々の短編を引っさげてデビューした時、多くの作家志…

自分の才能の限界について(その1)

突然ですが、文豪と言われている作家は自殺された方が多い印象です ぱっと思いつくだけでも、川端康成、三島由紀夫、太宰治、芥川龍之介、有島武郎などがいます 現代でも芸能人の方が自殺されたりして、我々は大きなショックを受けます もちろん、彼らの真意…

旅行の時の装備

Go To トラベルとは言われつつも、では良い機会だからどんどん旅に出よう、とはなかなかなれない心境です 私もそういう勇気を持つことはできません 正規の料金でも構わないので、早くコロナが収まって堂々と旅行に行ける日を待ち望んでいます コロナが終わっ…

『質屋の女房』安岡章太郎

突然ですが、さて問題です。これは一体なんでしょう ○夜十二時をすぎると、日本橋もしずかになる。 ○月に一度私は、私の居住している神奈川県の県庁所在地である横浜の役所に、金をもらいに行くことになっている。 ○いったい何がおもしろくて、あの人はあん…

朝のランニング中に見たもの

コロナが蔓延した今年の春くらいから、私はテレワークをしています たまに会社に行くことはありますが、せいぜい月に一回程度です 家の中でずっと座っていると、体がなまってくるので、適度な運動を心がけています とはいえ、あまりハードにやってしまうと、…

『駱駝祥子―らくだのシアンツ』老舎

少し大げさな言い方になってしまいますが、もし文学に何らかの使命があるとして、それが何かと問われたらうまく答えることができそうにありません ですが、その使命を果たしている作品を一つだけ挙げてみなさいと言われたら、私はすぐに答えることができます…

執筆と仕事の両立(後編)

前回からの続きです お仕事をしている場合にはどの時間を執筆にあてればいいか、です ・業務中:この時間はほぼ不可能ですが、まれに時間が空く幸運なひと時があるかもしれません。それを狙います。セキュリティや周りの視線の問題もあるので、原稿やスマホ…

執筆と仕事の両立(前編)

最初、タイトルを書くときに、「仕事と執筆の両立」と書いてしまいましたが、書き直しました どんな場合でも、執筆を最優先にすべしということで、執筆を頭に持ってきました この辺りは些細ながらも私は少々こだわっているようです・・・ 多くの人は執筆した…

『ミャンマーの柳生一族』高野秀行

このブログは少し真面目な感じになっているかもしれませんが、それは私がよく見られたがっているというか、やや気取っているためであり、本当はくだけた本も大好きです 例えば、高野秀行の旅行記は気に入っております 最初に読んだ時はとてつもない旅行記を…

『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-』

九龍城という名前は聞いたことがあったのですが、それが何かは知りませんでした ちなみに、九龍城とは香港の高層スラムのことだです ある日、用もないのですが、とある本屋でうろうろしているときに見つけました いつものように、本の背表紙を見ながら各書棚…

『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ(後編)

前回からの続きです 「観光」 さすが表題作だと私は唸ってしまいました あとがきにも書いていますが、観光をするという意味だけではなく、光を観るという二重の意味で邦訳されたタイトルとのことです 主人公の母親が一二週間後には失明することになり、母を…

『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ(前編)

先日、新潮クレストブックに似ているということで、ハヤカワepi文庫を紹介させていただきました これらの共通点は、同時代に活躍している世界の有望な作家を紹介するというものです 新潮クレストブックよりも冊数は少ないものの、ハヤカワepi文庫も非常にク…

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