職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

コロナ状況下での執筆

 

 

ゴールデンウィークに入りました。もちろん、関係なくお仕事されている方もいらっしゃると思いますので、そういう方はおつかれさまです

 

私は暦通りの出社なので、本日から五連休となります

 

とはいえ、昨年に引き続きコロナなので、どこかへ旅行に行くわけでもなく外食するでもなく、近くのその辺りをいつもより長めに散歩するのみの静かなお休みとなります

 

ただ、職業作家を目指す者としては絶好の執筆機会と言ってもいいと思います

 

そこでふと思ったのですが、コロナになってから皆さまも執筆に苦労されておられませんでしょうか

 

というのも、コロナが起こってから書いている作品にはどのようにコロナを反映させるかということを考えざるを得ないからです

 

物語を開始する前にどういう前提に立つかは、おおよそ下記の3パターンに分かれるかもしれません

 

1,完全にコロナ前の世界を前提とする(作中の人々はコロナのことを誰も知らないし予測もしていない)

 

2,コロナ中の世界を描く(コロナが主題ではないものの、ぱらぱらとコロナっぽいシーンが出てくるイメージ)

 

3,完全にコロナをテーマにしている(ただし、直接コロナのことを言及していないが、コロナを象徴しているケースもあり)

 

もちろん、どのパターンを選んでもいいですし、ここからはみ出るような発想もあるとは思いますが、これまでと大きく違うのは、「事前にコロナをどういう位置づけにしているのかを検討しておく必要がある」ということかもしれません

 

現代小説というものを書くにおいて、単純に1の設定にしていいかという疑問が湧きます

 

2を選んだとしても、各場面で少しコロナが出る程度で他にテーマがあるのも、何かちぐはぐな感じがします

 

なので、多くの場合は3にならざるを得ませんが、全ての現代小説がコロナばかりを扱うわけにもいきません

 

そんなことを考えていると、執筆にとりかかるどころか、一体何を書けばいいのだと途方に暮れてしまいます

 

仮に書こうとするところまでたどり着いたところで、現実のこのコロナの圧倒的に不安な状況に、筆を滑らせるのは何か無力感が漂うのも事実です

 

今この状況で人々はどんな物語を紡ごうとしているのでしょうか。私自身も気になります

 

そんなことなどあまりごちゃごちゃ考えずに、コロナなんて一過性のものだからと、1のようにこれまで通り、書けばいいのかもしれません

 

ただ、新しい文学というものが3のような形から出現してくるような気もします

 

いずれにしても、ゴールデンウィークがお休みの方は、ゆっくりと執筆のことを考えてみたいと思います

 

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そういうわけで、ゴールデンウィークは少し頭を落ち着かせて、このブログの更新は来週の金曜から再開したいと思います。みなさんもゆっくりされてください

 

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