私の身に何があったわけでもないのですが、久しぶりの更新ですみません
本日は映画の感想になります
最近の映画はCGの技術がとてつもなく進歩しています
例えば映画のハリーポッターシリーズでも、初期と後期ではCGの美しさがかなり異なっていることが分かります
少しの年月で、一気に進化するもののようです
ただCGというのは、きわめてコストが高いという話を聞いたことがあります
確かにあれだけ細かい画素のものを人が手で埋めていくのは相当な労力でしょう(ある程度までは機械化とかAI化しているのかもしれませんが)
ただ、映画の制作者としてCGにこだわるというのは、なかなかに難しいことで、どれだけビジュアル的な完成度を高めたとしても、作品としてはほとんど評価されないということも往々にしてあるようです
そんなことを考えていると、ある一つの仮説を思い付きました
それは、かなり昔に製作されているのに、未だ発売されているもしくは復活して発売されている映画というのは、映像で勝負できない分、物語のクオリティは高いのではあるまいか、ということです
そして唐突ですが、そう思ってDVD『黄昏』を購入してみました
1950年代に製作されたためか、冒頭の列車の画面はいかにもセットですし、音響の悪さには驚いてしまいます
ですが、それも最初だけでした
その後は物語の渦に自分が巻き込まれていきます
ストーリーはシンプルなものでした(ここからネタバレがあるのでご注意ください)
田舎から出てきた娘が男に見初められ、同棲を始めます
一流レストランに行った時、そこで支配人と出会います
娘は同棲していた男を捨て、支配人は妻子を捨て、駆け落ちしてしまいます
その上、男は会社の金も持ち逃げするのです
二人の新しい生活は最初楽しかったのですが、金銭的に厳しくなっていきます
ある時、娘は芝居のオーディションを受けて合格しました
そこからとんとん拍子で女優への階段をかけのぼります
そして、その辺りで女は家を出て行ってしまいます
その後、駆け落ちした男の方、元一流レストランの支配人は落ちぶれていき、乞食にまで成り下がっていきます
数年後、どうしても腹が減った乞食は大女優になった女の元へ行きます
小銭をくれとせがむのです
女がこれからまた一緒に過ごしたい気持ちを告げ、料理などを頼みに外へ出ました
ですが、乞食は一枚のコインだけを財布から取り、どこかへ消えてしまうのです
という、なんだか哀しい物語でした
この映画には説明的な部分がほとんどありません
ですので観た人は様々な理由を考えてしまいます
なぜ女は出て行ったのか
なぜ男は乞食からもう一度再起しようとしなかったのか
この極めて古くて白黒の映画は映像としてはひどいものかもしれませんが、現代のCGできらきらに輝いた物語よりも、味が出ているような気がします
お値段はなんと550円です!ただ、アマゾンプライムやネットフリックスのようなサブスクリプションサービスに入っている方はそのサービス内で無料で見ることができるかをまずはご確認ください(ちなみに私はそういったサービスには入っておりません・・・)