職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

最終候補に残ったときの注意点(後編)

 

 

前回は、最終選考に残ったときから受賞までの注意点を書かせていただきました

 

今回は、落選したあとの注意点を書いてみたいと思います

 

最終選考の日の夕方、出版社の人から電話がかかってきます

 

それについては、以前下記に書かせていただきました

 

towriter.hatenablog.com

 

その後のことも少し書かせていただきましたが、もう少し付けたします

 

最終選考に残ると、連絡をしてくれた出版社の人が担当者になってくれるので、こまめに連絡を取ったりすると仲良くなったりできるのかもしれません

 

というのも、出版社の社食に連れて行ってくれたり、どの作家の人の担当で、それぞれの作家がどんな人なのかなど、興味深いことも教えてくれます

 

そして、翌年も応募することを強く勧めてくれるのです

 

その際、通常の応募先に投稿するわけではありません

 

その担当者の人宛てに送ることが多いようです

 

とはいえ、次回の選考で有利になるとは限りません

 

もし、有利になるのであれば、私は最終候補に残ったことがあるので、今頃私は受賞しているはずですからね・・・

 

とはいえ、一次選考で落ちることなく、それなりのところから競争させてもらうのは事実かもしれません

 

面倒見のよい出版社であれば、最終選考の翌年に送った作品を、事前にチェックしてアドバイスをしてくれるところもあります

 

ですので、担当してくれる出版社の方と良好な関係性を築くということは非常に重要かもしれません

 

ただし、私が感じたのは、彼らはおそろしく忙しいということです

 

なので、メールでやりとりしていてクイックに返答がくることは稀です

 

メールがスルーされることもあったように記憶します

 

実際、彼らは締め切りに追われたり出張をしたりしていて、本当に時間がなさそうでした

 

とはいえ、最終選考に残った時のやりとりは凄まじく素早く対応してくれました

 

一年の中でも、新人賞の選考あたりが一番忙しいと聞きました

 

それでも、将来の大作家が誕生するかもしれないと思うと、多少の忙しさなどは吹き飛んでしまう、という彼らの言葉が印象的でした

 

出版社にとっても、彼らにとっても、この新人賞の選考というのは、本当に一大イベントのようです

 

では、今も私が彼らとつながっているかと言えば、はっきり言ってつながっているとは言えないです

 

メールアドレスなどは知っているので、何か連絡することはできるわけですが、次作を書き上げる以外で、コンタクトするのはためらわれます

 

しかも、デビューもしていないのに、作品ができるたびに連絡するのも気がひけるといいますか・・・

 

私は私で、最終選考に残った賞のみにしぼって応募するわけでもないので、そこはきちんといい小説を書いて、応募したいところに応募しようと思っております

 

出版社側も、最終選考に残ったとしても、ばんばん他の賞に応募しても構わないというスタンスでした

 

これはデビューしたとしても、他の出版社で書いて問題ないのと同じだと思います(とはいえ、スーパースター的なデビューをした人は、一つの出版社で専属的に作品を出している例も散見されますが・・・)

 

というわけで、豆知識的になってしまいましたが、以上です

 

いずれにしても、良い作品を書き続けていくしかないことに間違いはないようです

 

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