職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

新人賞の選考過程について

 


ブログの趣旨に沿い、たまには選考について私が知っていることも書いてみることにいたします

 


ただ、もちろん私も全て知っているわけではなく、これまで見聞きした話を元に書かせていただきます

 


最近は新人賞に応募する人がずいぶん増えてきました

 


大量に応募された作品を選ぶと言うのはかなり大変なお仕事のようです

 


特に最近ではネットで応募も可能になっているので、編集部の方も前裁きをする必要があります

 


例えば、拡張子がおかしくてファイルが開かなかったり、明らかに途中までしかないファイルだったり、といろんなことがあるとのことです

 


厳しい出版社でしたら、それで落とすこともありそうです

 


ですが、私が以前にお会いした編集部員の方は、「応募してきてくれているけど添付ファイルついていない人が多くて大変です。そういう人はメールでファイルを送ってもらうように催促したりするんです」とおっしゃっていました

 


そういう親切な対応をしてくださればありがたいですが、不備があったり募集要項を満たしていないと基本的には落ちると思った方がよさそうです

 


数千来る原稿をまずは編集部員全員でチェックをして、明らかに基準を満たしていない作品はざくっと落としてしまうようです

 

 

あとは小説として体をなしてないものも落とすそうです

 


そのチェックで残った作品は、(信頼できると言われている)外部の下読みにまわして、そこで点数を付けてもらいます

 


その結果を受け取った編集部では、その点数を加味した上で、二次選考、三次選考と続けて、最終候補作を選ぶという流れのようです

 


おそらく、下読みが合格を出したものが一次選考通過で、その後の編集部での選考が二次と三次だと思われます

 


そして、最終選考はもう編集部の手からは離れて、プロの作家の方々だけで選ぶという形になっています

 


どれだけ編集部が推していたとしても、最終選考ではプロの作家の方々の意志で決まります

 

 

プロの方が選んでいる間は、編集の方も固唾を飲んで行く末を見守るしかないそうです

 


この辺りのことは、私が改めて書くまでもなく、詳しい人はもっと詳細に語ることができるでしょうし、賞ごとによって違ったりするのだと思います

 


ですが、たまにはこういうことを思い出しつつ、執筆に臨むというのも必要かと思い、自戒を込めてまとめてみました

 

 

ポイントは、きちんと募集の要件を守るということと、たくさん本を読んでいる人たちが目を皿のようにして選考している、ということかもしれません

 


だとしたら、書き手もあらゆる表現や構成に妥協せず送らなくては、この厳しい選考をくぐりぬけて、栄光をつかむことは難しいということになります

 


というわけで、次の新人賞に向かってまた書き進めていきましょう!

 

 

 

 

すごく読みたいのですが、まだ買っておりません。結構なお値段ですよね。買うとしたら紙の本にすると思います。いつも書店で堂々と平積みになっている姿を見かけるのですが、いつか買おう!と横目で見ながら通り過ぎております・・・

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