私がはじめて新人文学賞の公募に送ったのは大学生の時でした
その時は群像新人文学賞に送りました
人によって、出来上がりの感想は違うと思います
私の場合は終わった後は手応えありで、選考を待っている間に自信が失われていきます
性格的にそういうパターンが多いです
いつまでも手応えありという場合もありますが、選考結果が思わしくないこともあります
逆も然りで、あまり出来はよくないものの期限に間に合ったから、えいやで送ったものの結果が悪くないこともあります
これまでいくつも応募してきましたが、一つ言えるのは自分の手応えと選考結果に相関関係はないと感じています
もちろん、自分が納得できないものを送る必要はないと思います
が、自分では悪いと感じられる部分を、他人がどう思うかは案外分からないものです
いずれにしても、この時に私が送ったものは一次選考も通りませんでした
その時は、「なんでだろう、きちんと出版社の手元には届いたのかな、」などと考えていました
今ではなんで通らなかったか、分かるような気がします
その後、数年してから一次選考などは通るようになるのですが、それはまた後日に
なぜ落ちたのか、この本を読んで分かったような気がしました
特に二章の「構想の様ざまなレヴェル」は本当に何十回も読みました
その後、毎回ではないですが、一次を突破できるようになったのは、この章のおかげかもしれません
たくさんの公募があるので、ご自身の作品をどこに送ろうか迷っている方も多いと思います
私もそうでした。そういう場合は、最新の公募ガイドを見ながら絞り込んでいくという作業がいいと思います