職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

また公募の3月末がやってきました

 

 

ご無沙汰してしまいすみません

 

 

そこまで忙しかったというわけではないのですが、恒例の三月末日締切りの新人賞があったため、時間さえあれば執筆に時間を費やしておりました

 

 

つい先日、ようやく脱稿して応募できたので、またブログへと戻ってきました

 

 

引き続き、よろしくお願いいたします

 

 

今回はかなり集中して一本を仕上げたので、複数の賞に応募するのは難しそうです

 

 

どこに応募したかといえば、新潮新人賞です

 

 

かつて最終選考に残ったことがあるのですが、そういうツテを使わず普通に応募することにしてみました

 

 

力があれば、受賞までいってくれると信じて!

 

 

とはいえ、選考の過程については沈黙を貫く予定です

 

 

以前お伝えしたように選考結果をお伝えしてはならないのです

 

 

 

 

とはいえ、最近は一次選考で落ちることも多いので、お伝えすることが何もないかもしれませんが・・・

 

 

 

 

ただ、今回仕上がったものは奇跡のように物語がつながりあってくれて、親ばかみたいに見えると思いますが、本当にいい循環で仕上がったのです

 

 

それだけに、落選したら平静ではいられないのも事実です

 

 

とはいえ、当落は運も大いに関係あるので、あまり深刻にならずにいきたいと思います

 

 

さて、私の応募はともかくとして、最近非常に残念なニュースが出ました

 

 

大江健三郎さんの死去です

 

 

88歳ということでした

 

 

このブログをご覧になっている方はおそらく文学にお詳しい方だと思いますので、大江健三郎さんを知らない人はいないでしょう

 

 

そして、彼がどれだけ輝かしい文学の道を歩んできたか、よくご存じだと思います

 

 

東京大学在学時にデビューし、最年少で芥川賞をとり、次々に偉大な作品を生み出し、ついにはノーベル文学賞までとります

 

 

職業作家を目指している人間にとって、彼は羨望以外の何ものでもありません

 

 

できれば、彼のように生きたかったです

 

 

今の私は最年少どころか、デビューすらできていません

 

 

そして、私は彼の作品の半分も理解できていません

 

 

彼が初期に出した作品群には絶望的に感服したのですが、中盤以降の作品には私の頭がついていけなくなっていました

 

 

彼の作品を途中で断念するたびに、私は自分の文章を読解する能力のなさに嫌気がさしました

 

 

大江健三郎さんの作品には、「理解できない者に非がある」と思わせる強さがあるような気がします

 

 

私がデビューして大江健三郎さんといろんな話をさせていただけたら、本当に幸せだろうな、と何度も夢想しました

 

 

ですが、その日がくることはありませんでした

 

 

彼の訃報をネットニュースで見た時、私は仕事中でしたが軽い放心状態になりました

 

 

また偉大な人がなくなった、私が(作家になって)お会いする前に・・・

 

 

ですが、これが作家という仕事の素晴らしいところです

 

 

ご本人は亡くなっても、作品は残ります

 

 

私は再び彼の著作をきちんと読もうと思います

 

 

そんなことを考えていると、下記の記事に出会いました

 

 

前述したように私が思っていたことを、同じように他の誰かも思っているものです

 

 

しかも、私よりも古い時代を知っていて克明に書かれています

 

 

お時間のあるときにでも是非、ご一読いただければと思います

 

 

 

 

 

 

 

作家というのは本当に不滅です。仮に作品が絶版になったとしても、国会図書館では生き残っています。私は作家という職業に心から敬意を払うと共に、憧れを止めることができません。大江健三郎さん、安らかにお眠りください

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