職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

おそるべきchatGPT(後編)

 

 

chatGPTが何に強くて何に弱いか、というお話を前回いたしました

 

 

 

 

個人的な所感ですが、現時点では歴史や文学など文系科目には弱く、数理には強いという印象を受けました

 

 

chatGPTは今時点では理系のお方のような気がしました

 

 

さて本題ですが、小説も書けるという噂なので、ちょっと書いてもらいました

 

 

ちなみに、このchatGPTというのは、なかなかコンピューターっぽくなく、同じ質問をしても同じ回答をほぼしないのです

 

 

そういう変則的なところもあるので、こちらがいかにうまく質問するかというのが非常に重要になってきます

 

 

質問の仕方によって、よい小説にも悪い小説にもなりそうです

 

 

では、私とchatGPTのやりとりをご覧いただこうと思います

 

 

私「読んだ後に優しい気持ちになって、人間もいいものだなと思わせてくれる少女の話を800字以内で書いてください。彼とか彼女という言葉は使わないでください

 

 

chatGPT「ある日、少女は老人のおばあさんと出会いました。おばあさんは住んでいる場所を変えなければならなくなったと言っていました。少女はそのおばあさんを助けたいと思いましたが、何から始めればいいのかわかりませんでした。そのとき、少女は友達に相談しました。友達は「おばあさんに手紙を書いてあげるのはいかがですか」とアドバイスしました。少女はそのアドバイスに従い、おばあさんに手紙を書きました。手紙には「大切な思い出がたくさん詰まったお家ですが、新しい場所でもたくさんの思い出を作ってください」と書きました。

その日、少女はおばあさんに手紙を渡しました。おばあさんは手紙を読んで涙を流しましたが、同時に嬉しそうな表情を浮かべました。おばあさんは「こんなに優しい子がいるなんて、本当に幸せだ」と言いました。少女はその一言で、自分が他の人の幸せに少しでも貢献できることができることを知りました。

数日後、少女はおばあさんから手紙が届きました。おばあさんは新しい場所でもたくさんの思い出ができたと書いていました。少女はそのことを聞いて嬉しくなりました。彼女は小さな行動が他の人に大きな影響を与えることができることを実感しました。彼女は自分にもできることがたくさんあることを知り、人間がもっともっと優しいものだと思いました。」

 

 

いかがでしょうか

 

 

もちろんレベルが高いとは言い難いですが、30秒くらいでこのくらいの文章を書いてきますし、同じものを打ち込んでも、次は違うものを書いてきます

 

 

そして、驚くべきことに対話型なので、前のやりとりを踏まえた上で、次に回答してくるのです

 

 

ですので、私はこの流れで次のように書いてみました

 

 

私「違う話を書いてください

 

 

chatGPT「ある日、少女は海辺で小さな翼を持った小鳥を見つけました。小鳥は羽が傷ついて飛べなくなっていました。少女は小鳥を助けたいと思いましたが、どうしたらいいかわかりませんでした。そのとき、少女は友達に相談しました。友達は「病院に連れて行ってあげるのはいかがですか」とアドバイスしました。

少女はそのアドバイスに従い、小鳥を病院に連れて行きました。獣医さんは小鳥の羽を治すことができると言いました。数日後、少女は小鳥を病院から取りに行きました。小鳥は元気に飛べるようになっていました。少女は小鳥を見て、人間が自然を助けることができることを知りました。

彼女は海辺で採った貝殻を集めて、小さな壁を作りました。それは小鳥が家族と一緒に暮らす場所となりました。少女は毎日小鳥を見に行き、その成長を見守りました。彼女は小さな行動が他のものの幸せに少しでも貢献できることを実感しました。彼女は人間がもっともっと優しいものだと思いました。」

 

 

ふむ・・・、なるほど・・・、ある種の似た展開がお好みなんですかね・・・

 

 

とまあ、まだまだ発展途上とはいえ、ある場面ではとてつもなく役立ちますし、日々学習は進んでいくので、本当に一年後とかは見違えるような力を付けていると思われます

 

 

今はこのレベルでも、私はすでに無関心ではいられません

 

 

例えば、まだこの人は日本語の文学作品を読み込んでいなそうですが、数年以内にほとんどの書物を読み終わっているでしょう

 

 

そうしたら、「村上春樹みたいな主人公が出てくる長編小説を書いて」とか「ジュンパ・ラヒリに似ているキレのいい短編小説を書いて」などと入れたら、もう新作を待たずして本を読める日もくるのかもしれません

 

 

作家本人ですらつぶす破壊力です・・・

 

 

引き続き、この対話型人工知能の行方を注視したいと思います

 

 

 

 

このような本も続々と出てきて、直近一年でchatGPTを知らない人はいないというところまで一気にいくような気がします。ただし、この対話型AIというのは、悪用しようと思えばいくらでもできそうですね。この発明によって、我々は計り知れない恩恵を受けると同時に、人類の進歩にとってとてつもないマイナスも、、、生じてしまうのでしょう

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