職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

紙の本を買うか、電子書籍を買うか(前編)

 

 

多くの人が興味を持っている割に、意外と議論されていないのが、まさしくこのタイトル「紙の本を買うか、電子書籍を買うか」という問題があると思います

 

 

(そんな葛藤などなく、揺るぎない基準をすでに多くの人がお持ちでしたらすみません・・・)

 

 

まずはそれぞれの良さにどんな項目があるかを考えてみましょう

 

 

[紙の本]

・どこまで読んだかと、残りのページ数が常に分かる

・売ればお金になる

・貴重な本だと価値が上がっていく

電子書籍会社の倒産などによるデータ消失の心配はない

・所有欲が満たされる

・多くの有名作品は紙の本で読むことができる

 

[電子書籍]

・場所をとらない(かさばらない)

・読みたくなったらすぐ買うことができる

・真っ暗でもよむことができる(バックライトがあることを前提に)

・片手でもページをめくることができる

スマホでもパソコンでもタブレットでも読むことができる

・カビなど付いて老朽化しない

・検索ができる(機種に依存するかもしれません)

・紙の本より安いことが多い

・文字サイズを大きくしたりできる

 

 

それぞれの良いところのみを書きましたが、逆に言えばそれらを反転させたら、相手の悪いところということになります

 

 

数的に言うと、電子書籍の方が多くの良いところがあります

 

 

だからと言って、やはり電子書籍に軍配が上がるというのは少し早計でしょう

 

 

というのも、双方ともに代えが効かないほど、クリティカルなものを持っているからです

 

 

どれだけ長所があっても、この一点のみで相手に勝利するというポイントがあるような気がします

 

 

例えば、電子書籍化されていない本がまだまだたくさんあると思います

 

 

そういった場合はもう紙の本一択となってしまうわけです

 

 

逆に、家が狭くて本棚もなくてきれい好きの人は電子書籍になっている本しか購入しないでしょう

 

 

ですので、そこまでご自身のやりたいことや環境が明確になっている場合は、何も迷うことなく好きな媒体で購入すればよいと思います

 

 

問題は、どっちにしようか迷っている人たちになります

 

 

その前に、どちらかを迷っている人はなぜ迷っているのでしょうか

 

 

 

一言で申しますと、上記の良いところのはざまにいるからに他なりません

 

 

そして、こういう人(実は私)は、「ああ、電子書籍で買っとけばよかった」「うーん、これは紙で買うべき本だったな」と後悔したことが一度ならずあるからだと思います

 

 

ただ、この紙か電子かという問題は、そこまで単純な話ではないのです

 

 

続きは次回となります

 

 

 

この本がKindleになっているのですね。電子書籍がスタンダードになると、出版社がどこかというのはあまり問われなくなると思います。そして電子書籍がもっと普及すると「岩波の赤帯」というものが、そのうち死語になる日がくるのかもしれません

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