職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

アイデアが浮かばない時は

 

 

執筆したいという意欲はあるものの、全くアイデアが浮かばないということがあると思います

 

ただ、この「アイデアが浮かばない」という状態も多岐にわたるのかもしれません

 

例えば、何の構想も浮かばない状態から、冒頭や最後のシーンのように最後の1ピースが埋まらないこともあるでしょうし、どうしても必要なトリックスターの造形が定まらないなど、アイデアが浮かばない状態というのは、たくさんの状況があります

 

プロであれ、アマチュアであれ、執筆をする者としては、いつも悩んでいるのがこの問題です

 

ということで、個々によってケースが違うので、包括的な一つの解決策などはありません

 

人によって、抜け出し方は全く違うとは思います

 

なので、私も知りたいくらいです。ちなみに私が試しているのは下記のものです

 

1、その辺を散歩をする

2、街に行く

3、昔の知り合いに会ってみる

4、一人で旅に行く

5、全く知らない人に会ってみる

 

1、その辺を散歩をする

=>多くの人が試すと思いますが、個人的にはこれまであまり効果があったことはあまりありません。気分転換にはいいでしょう

 

2、街に行く

=>散歩よりはましです。確率は低いですが、たまに思わぬ収穫があります。私もある作品でキーとなる人物が造れずにいましたが、非常に印象的な人がいて見事に想像上でフィットしました。ちなみに最終候補に残ったものは、この偶然で生まれました

 

3、昔の知り合いに会ってみる

=>いつも会っているメンバーなどではなく、久しぶりに会ってみるといいでしょう。いくつかの感情が刺激されます。もちろん、全く刺激されないこともあるのですが、それはそれで思うこともあり、後日何らかの物語につながることが多いです

 

4、一人で旅に行く

=>私にとってはこれが最も効果的かもしれません。遠ければ遠いほどいいです。私は何年か前にウズベキスタンに一人で行ったのですが、この時は本当にたくさんの構想が生まれました。一人で、というのがポイントです。孤独な時間が物語を産んでくれます

 

5、全く知らない人に会ってみる

=>私は勇気がないので、いきなりこんなことが出来るわけもありません。なので、私がお勧めしたいのは、あまり知り合いがいない会社の飲み会だとか、バーベキューだとか、バスツアーに一人で参加するとか、本来はあまり行きたくないイベントに嫌々でも参加するということです。収穫がなくて地獄かもしれませんが、そう感じている自分という者とは向き合うことになると思います

 

その他にも、細かくはたくさんあると思います。映画を見るだとか、NHKのドキュメンタリーを見るとか、知らない作家の小説を読んでみるだとか。もしかしたら美術館や博物館に行くという人もいるかもしれません

 

ポイントは、非日常的なものに身を投じるということなのですが、ただぼんやりと身を任せればいいというわけではなく、自分はこういうアイデアを探すために歩いているんだという、明確な目的意識を持って能動的な思考で歩くなり、人と会うなりしなければ、あまり意味はありません

 

たとえば、2のケースですが、私はある奇妙な人物を探そうと必死になって観察しながら街を歩いていました。街はどこでもよかったのです

 

ただ、ある人に言わせると、これは無理やりひねりだしているわけで、私の想像力の欠如を表しているということのようです

 

というのも、本当に想像力のある人は、特にどこかへ出かけなくても嫌ほど勝手に湧いてくるそうです

 

うーん、そういう力を私は持っておりません・・・

 

確かに『嵐が丘』の作者であるエミリー・ブロンテはほとんど家から出ない生活で、この大作を書いたと言います

 

そうやって考えると自信を失いそうですが、想像力なき者も無理やりでも捻り出すことで、天性の才能を超えることだってある、そう信じながら執筆していきたいと思います

 

嵐が丘 (新潮文庫)

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