職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

北陸への出張旅⑥

 

 

まだしばらく続きます。ちなみに前回の記事はこちらです

 

towriter.hatenablog.com

 

 

店を出たらすぐ近くに富山ブラックラーメン屋があった

 

 

これまで確かに品数は頼んでいるが、どれも小鉢サイズで量は食べていない

 

 

並サイズならいけるのではないか

 

 

僕は迷いながらも店に入ってみた

 

 

そもそも富山ブラックとは、かつての労働者が朝から晩までくたくたになって汗まみれになって働いて、塩分が足りなくなることがあったらしく、そういう人たちのためのものだそうだ

 

 

だから、真っ黒で塩からいのが特徴らしい

 

 

メンマも塩まみれで、塩分づくしといったところか

 

 

だから生卵とかご飯がトッピングとして存在しているらしい

 

 

僕はとりあえず並を頼んだ

 

 

すぐに富山ブラックは運ばれてきた

 

 

スープを一口すすれば、その塩からさが破格だと気付く

 

 

二口すすると、やや危険なことが分かる

 

 

三口目は経験したことのない味の濃さに手が止まる、とでも言おうか

 

 

麺だけなら大丈夫と思って食べても、やはりきつくなってくる

 

 

僕もたまらずライス小を頼んでしまった

 

 

ご飯と一緒でなくては食べることができない

 

 

学生時代にこの味を知っていたら、やみつきになっていただろう

 

 

お腹をぱんぱんにして、少し酔いながら富山の街を歩く

 

 

旅はこれが楽しいのである

 

 

だが、雨がそれなりに降っていたからそうそうに引き上げて部屋で執筆をすることにした

 

 

部屋が快適だから、セブンイレブンでちょっとしたものを買い込んで帰ってきたが、富山ブラックのパンチがまだ効いていて、ほとんど食べることができなかった

 

 

開封のものであろうともホテルの人たちは捨ててしまうだろう

 

 

荷物は増やしたくなかったが、持っていくことにした

 

 

翌日は早く起きたから朝食を食べに行くことにした

 

 

ホテルの朝食は付けていなかったから、駅前の立ち食いそばである

 

 

ほとんどのローカル都市はそばを売りにしている

 

 

ローカルでそばを売りにしていないところは存在しないのではないか、と言いたくなるくらい、要するに日本人はそばが好きなのだろう

 

 

白えびかきあげそばの食券を買ったが、でてきたのは、生卵と海老天がのったそばである

 

 

どうやら10時前は白えびのかき揚げはまだだから、おばちゃんたちは違うものを代わりに出すらしい

 

 

食券のところで教えてほしかったが、仕方がない

 

 

味ははっきり言ってそんなにおいしいものではなかった

 

 

かつ、朝から海老天のため、やや体が重くなる

 

 

もしかしたらまだ富山ブラックがきいているのか

 

 

宿で荷物をととのえて、いよいよ出社の準備である

 

 

僕は遊びにきているわけではない

 

 

仕事があるのであります

 

 

八時半にダイワロイネットを出て、仕事場へと向かった

 

 

朝はあいにくの雨である

 

 

それでも遊びの日よりも仕事の日に降ってくれるだけまだましである

 

 

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