職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

未来を急ぐべからず

 

 

最近よく考えるのは、解放ということです
 
 
私はしばしば、解放されたいと感じながら過ごしてきました
 
 
(私だけではなく、多くの人も感じているように思います)
 
 
そして、振り返ればいつも、もう少し早く歳をとりたいと思ってきたような節があります
 
 
小学生も中学生も義務教育という強烈なしばりがあり、むちゃくちゃな発想を持ち、行動していた少年少女たちは、ここで徹底的に矯正をされます
 
 
高校時代というのは少し自由になり、青春の意味合いを帯びますが、当の本人たちは意外と苦労しながら日々を送っています
 
 
とてつもなく重い障壁として、大学もしくは進学が目の前に迫ってきます
 
 
(部活とか、恋愛とかでも苦しんだりしますよね)
 
 
大学や専門学校くらいになったら、もしかしたら人生の中でも最もゆとりある生活を送ることができるかもしれません
 
 
が、その時ですら、やはり就職が控えていたりアルバイトなどで四苦八苦したりします
 
 
大学生や専門学生は時間はあるものの、お金がほとんどない時代かもしれません
 
 
そして、社会人になってお金はそれなりに稼ぐようになるのかもしれませんが、時間がほとんどなく、仕事のプレッシャーが想像以上だったことに気付くでしょう
 
 
人生というのは永遠に続く苦しみなのかもしれないとうっすら気付きはじめます
 
 
もちろん、もっと早くに多くの人は気付いているのでしょうが、何歳になってもそれぞれのフェーズで相応の苦しみが舞い込んでくることで、人生は楽でないことを体感的に理解します
 
 
そういう背景もあり、いつまでも若くありたいという願望を持たれる方がいる一方、早く歳を取りたいと思う人も一定数いるように思います
 
 
私はある会社でそれなりに長く働いて、しがらみができてきて、立場が上がり息苦しくなり、そろそろ抜け出してもいいだろうと思い転職しました
 
 
ただ、どの会社に行っても、ある種のプレッシャーはなくなりますが、ある種のプレッシャーが加わることに間違いはありません
 
 
転職は環境を変えるために一定の効果はありえますが、解放という意味からはやはり程遠いものです
 
 
転職休暇が、束の間の解放という言い方が近いのかもしれません
 
 
(ただ、それはそれで、次の会社って大丈夫かなと心配になったり、退職の手続きが意外と面倒だったりして、案外まったりできなかったりします)
 
 
ただし、仕事がそんなに嫌じゃないと言う人も一定数いるので、そういう人はいわゆる幸福な人生かもしれません
 
 
仮にそうだとしても、家族の問題があったり、恋人との問題があったり、金銭的に満たされなかったり、隣人がおかしかったり、健康的に恵まれなかったりと、あらゆる角度から幸福は脅かされます
 
 
それら全ての問題がなく、十分に解放されていると感じられる人は、ほとんどいらっしゃらないでしょう
 
 
定年したらかなり解放的なのかとも考えましたが、どうも話はそう単純ではないとも聞きます
 
 
ということは、いつまで経っても、何らかの問題には悩まされるわけで、あまり生き急がず、今という時間をしっかりと楽しみたいものです
 
 
未来にこそ何か素晴らしいものが待っているという考え方からは、何となく幸せが 逃げていきそうな気がします
 
 
とはいえ、誰の人生も何らかの問題が常に付きまとっていて、今という幸せを噛みしめるような余裕が生まれないのは、致し方ないのかもしれません
 
 
いやはや、今日もまったくまとまりなく、だらだらと書いてしまいました
 
 
ですが、こういったとりとめもない心境を吐き出すことのできるブログという場はなかなかに貴重なものです
 
 

乱文、失礼しました 

 

 

 

これは江戸時代の百姓の一家が、どういう風に生計をたてて、どういうものを食べて、どういう家に住んで、どういうイベントがあって、、、ということが細かく書かれた本です。多くの人には退屈かもしれませんが、私はたまにこういったものを読んでしまいます。

それは、もしかしたら普遍的であろう人生というものを俯瞰的に見るために、あえて違う時代の人生を覗き見ようと、私はしているのかもしれません。

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