現代の私たちは、かなりの裕福さを現在時点ですでに手に入れています
例えば戦国時代の殿様と現代の貧困層を比べても、現代のほうが裕福だと言えるようです(どういう尺度なんだろう、、、とは思いますが)
これから地球を守るためには、失っても仕方ないものは何かというものを選別することが重要となります
例えば環境を大切にするためには、「トイレットペーパーはダブルじゃなくてシングルでも、まあ致し方ないかな」というようなことですね(その分二倍使ったら意味がないですが・・・)
そういう観点でも、やはり原発というのは不要でしょう
私たちは、もっと電気を節約することができるはずです。24時間サービスというのは、医療や薬局を除けばほとんどが自粛できるように思います
それだけではありません。仮想通貨も電力をかなり消費しますし、車の存在もかなり地球には負荷がかかっています。電気自動車にしたとしても、製造の過程で相当に環境を痛めつけるようです
必須ではないものは極力排除していきます
そして、次に重要なのは、民営化といって全てをお金の対価として置き換えてしまったものを、元に戻すということのようです
例えば、水などというものは誰に売る権利があるでしょうか。土地は誰のものですか。あなたが水や土地を買ったと言いますが、あなたの前の所有者は?その前の所有者はなぜ所有したと言えるのでしょうか
そして、それら(水や土地、社会インフラ)はある富裕な人間が独占してしまえば、貧しい者たちは生きていくことができません
努力の結晶として、作り出したものでもないにもかかわらず、所有する人が現れてしまう。しかもそこには妥当な理由があまりなかったりします
そういったものを、例えば国家レベルの所有物として、全員のものとして提供するというのが重要になります
現代まで進化していれば、そういう平等な分配など可能なはずですが、なぜかそれを商品化して、競売して、価格が吊り上がったり下がったりして、貧しい人に行きわたらない
全ての交換をお金の価値で置き換えるのではなく、「これはお金関係なく重要なものだから、全ての人に等しく行きわたるようにして、そうではないものは、お金を使っていく。そして、必要以上のものを決して生産しない」というルールを人類が守っていく必要があります
そこで重要なのは、「コモン」という概念とのことです
私もそのことについては詳しいわけではありません
すごく間違っているかもしれませんが、例えば町内のゴミ捨て場というのは、各家庭にローテーションとして掃除当番がまわってきますよね
ああいった活動の範囲をとてつもなく広げていくということのようです
そうすることにより、お金のために働くのではなく、地球や環境を守るために働くという意識が生まれます
そのうえで、そういった仕事は「お金を払ったらやってもらえるべき問題ではない」という、資本主義を超越した、よりモラルの高い次元に人類を成長させるということなのかもしれません
またもや、自分が考えたわけでもなく、もろもろの書籍をかき集めてぐちゃぐちゃになりながら、滔々と語ってしまいましたが、これらのことを本当に真剣に考える必要がありそうです
そもそも私たちは心から今幸せと言えますでしょうか。それを「はい」と言うためにはやはり資本主義を超えていくことが必須のように、私は感じております
かのマイケル・サンデル氏の著作です。紙ではなくKindleだとかなり安くで購入できます。私は買って、今読んでいる最中です。内容はいつものように具体例が満載で、非常に読みやすいです