職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

小説のタイトルの付け方(前編)

 

 

このような表題で文章を書き始めてしまいましたが、正直に言って私が聞きたいくらいです

 

はっきり言って、私はタイトル付けがめちゃくちゃへたです

 

自分でも驚くくらいにイマイチです

 

(じゃあ、内容はレベルが高いんだろうな?というご指摘はお控えください)

 

タイトル付けについていえば、すごくうまい人がいます

 

ふと思いついたのは、角田光代さんは上手なような気がします

 

あと、インパクトという観点では『人のセックスを笑うな (河出文庫)』はすごいなぁと思いました。実は私はなんか買うのが恥ずかしくて読めていないのですが、衝撃的なタイトルした

 

ちなみに『君の膵臓をたべたい (双葉文庫)』もタイトルのインパクトがあって売れたものの一つかもしれません

 

そもそも考えてみれば、よいタイトルとはどういうものでしょうか

 

インパクトがある、というのは一つの要素かもしれません

 

他にもインパクトがあると言えば、次のものが思い浮かびました

 

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

 

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも

 

瞬時に思いついただけなので、もっと良い例があるかもしれませんがが、すごくインパクトがあります。(両方とも読みましたが、面白かったです)

 

ですが、じゃあ、こういうタイトルを自分の作品にも付けよう!という気分にもならないのも事実です

 

では、こういうのはいかがでしょうか

 

深い河 (講談社文庫)

 

死霊I (講談社文芸文庫)

 

心に、ぐさっときます。そして読む前から重厚で重い話だと予測できます(これもまた素晴らしい小説です)

 

では、こういうのはいかがでしょうか

 

ドグラ・マグラ

 

限りなく透明に近いブルー (村上龍電子本製作所)

 

タイトルだけではどんな内容か分からないけれども、なんとなく響きはいい・・・(前者はタイトルと中身が一致しているような気がします。後者は、えーと、、、)

 

あとは、こんなものも浮かびました

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

 

滴り落ちる時計たちの波紋 (文春文庫)

 

単にちょっと長めのタイトルというだけです

 

最近はタイトルが長くなっている傾向があるように思いました。これは昨今のインパクト重視の傾向からくるものかもしれません(この二つの作品は、そういう意図はなかったように思いますが)

 

これらを踏まえた上で、よいタイトルというのはどのようなものでしょうか

 

別の言い方をすれば、どのような条件を満たせば、よいタイトルと呼んでいいのでしょうか

  

あまり仰々しいものは品がなくなりますが、ある程度のインパクトは必要です

 

むしろ、商業的には下品でもいいからインパクトさえあればいいと言う人もいらっしゃるかもしれません

 

次に必要なのは、内容と一致しているタイトルということだと私は考えます

 

読み手としても、中身を読みながらタイトルの意味が理解できた時などは、ついつい膝を打ちたくなります

 

 これは成功したタイトルの例だと思います

 

では、どのようにしたら、よいタイトルを生み出すことができるのか

 

私が知りたいことですが、自ら考えてみたいと思います

 

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

 

 

うーん、やっぱり角田さんはタイトルがお上手に思えます

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