職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

朝のランニング中に見たもの

 

 

コロナが蔓延した今年の春くらいから、私はテレワークをしています

 

たまに会社に行くことはありますが、せいぜい月に一回程度です

 

家の中でずっと座っていると、体がなまってくるので、適度な運動を心がけています

 

とはいえ、あまりハードにやってしまうと、この適度な運動すらも嫌になってやらなくなってしまうので、自分の気持ちがあまり嫌がっていないもののみをやることにしています

 

一つは、腹筋をしています。YouTubeで流れている短めで軽いものを朝昼晩と3回やっています

 

ただ、忘れていたり仕事などでどうしてもできない場合は2回とか、少ないと1回しかできない日もあります

 

ですが、できないならできないで、あまり気にしないようにしています

 

二つ目は、ウォーキングなのですが、これを最近ジョギングに変えました

 

とはいっても、とてつもなく遅いスピードで、徒歩の人よりほんの少し速いくらいのペースです

 

なので、ジョギングをしているあらゆる人に抜かれていきます

 

それも全然気にしないことにしています

 

特に体調が良くなっただとか、痩せたという感じはしません

 

実感としてはほぼ変わらずです

 

これを続けて意味はあるのかなと思ってしまいますが、それほど嫌ではないので、運動不足解消のために、続けようと思います

 

ランニングはだいたい朝なのですが、ある朝いつもの道を走っていると、道の先の方にこんもりとしたものがありました

 

察しのいい人は気づくと思います。車などを運転していても、「あ、、、あれはもしかして、、、」ということが結構あります

 

そうです。動物の死体です

 

私が住んでいる地域は田舎でもなく、それほど見かけることはありませんが、それでもたまに目撃します

 

ほとんどが猫で、たまにカラスです

 

そして、その日の朝、遠くから気づいた私は恐る恐る近づいていきました

 

もし迂回できる道があったら、間違いなく違う道を選んだのですが、そこは一本道でどこにも脇道がないのです

 

なんだかいつもより大きな死体でした

 

毛並みも悪くありません

 

しかも車道ではなく歩道なので、車に轢かれたわけでもなさそうでした

 

手足を伸ばしてぐったりしているようにも見えます

 

顔は向こう側だったので、何の生き物かは分かりません

 

そして、なるべく距離を取りながら通り過ぎる時に、さっとお顔を見させてもらうと、なんとタヌキでした

 

こんなところにも大きなタヌキがいることを知りませんでした

 

まだ生きているような顔をしていました

 

私は心の中でお祈りをして、通り過ぎました

 

本当は役所に連絡とかした方が良かったのかもしれません

 

昔であれば、お金持ちの女性が首に巻いていそうなきれいなタヌキでした

 

ジョギングをしながら、ふと考えてしまいました。現代であればタヌキの死体は避けて通りたくなってしまいますが、日本も少し過去に遡れば、いろいろと助かることもあって誰もが持って帰りたくなるような時代もあったのかもしれません

 

タヌキの死体を見て何のアクションも起こさず通り過ぎてしまった現代の私ですが、少し時代が違えば、木か何かにくくりつけて嬉しそうにタヌキを持って帰っていたのかもしれない、、、

 

そんなことを考えました

 

翌日、同じルートを通るとタヌキの姿はありませんでした

 

きっと行政から請け負っている業者の方が、迅速に対応してくださったのだと思います

 

今もまだあのタヌキの姿が焼き付いています

 

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これは何の写真でしょう。はい。ただの空です。でも、空の青って複雑な色をしていますよね。本当に他に形容し難い色です

 

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