職業作家への道

自分の文章で生活できるなんて素敵。普通の会社員が全力で小説家を目指します

お礼参り(後編)


 

 

私のお礼参りを三回に渡って記載する意味はあるのか、とお叱りを受けそうですが、恐れず最終回です

 

伊香保神社を後にして、あとはぐるぐるくねった山道に苦戦しながら榛名神社を目指します

 

ちなみに山道の運転は苦手です。ゆっくり走れればいいのですが、やけにスピードが速い車が後ろについていたりして、焦ってしまいます。そして、少し急ぐとなんだか酔いそうになります

 

それでもめげずに運転して、榛名神社に到着です

 

やっと来れました。四年ぶりです

 

遅くなりまして申し訳ありません、という気持ちでまずは一礼

 

そして山道を登っていきます

 

この境内へ続く道程が私を改めてくれます

 

これまでいくつも神社に行ってきましたが、最も強く厳粛さを感じたのは、この榛名神社でした。襟を正されるような気持ちになるのです

 

途中には澄み切った小川があり、道の脇にある塀には美しい緑の苔が生えています。熊野古道を彷彿とする方もいるかもしれません

 

むき出しの岩があり、垂直にそびえていて、なんだか俗世間とは別な世界に足を踏み入れてしまった・・・という意識が生まれます

 

すごく陳腐な言い方で、そんなんでは職業作家にはなれないぞ、と言われそうですが、「すみません、お邪魔しております」という気分で一歩一歩そろりと進んでしまうのです

 

そして、最後の神社にようやく着き、唖然としました

 

今は漆を塗り替えている最中ということで巨大な幕がされているのです

 

うーん。残念ですが仕方ありませんね

 

とはいえ、それでも榛名神社の荘厳さは変わりません

 

静かで涼しくて美しくて、芸術的な神社で、素晴らしい場所です

 

四年前のお守りなどを返礼して、新たなお守りにお布施(購入)をしました

 

ようやく役目を終えることができて少しほっとします。そして、また数年後に訪れることを誓います。次は幕のない状態で拝ませていただきたい、強くそう思いました

 

またもや五円を奉納いたします

 

榛名神社を後にして、榛名湖に向かいます

 

ここでは何をするわけではないのですが、この湖も神聖さを感じてしまうのです

 

とてつもなく静かで、山々がいびつな形で控えていて、人はほとんどいません

 

あまりこういう場所も見たことがありません

 

この場所に立っていても、何か不思議な感じがして、例えばドラゴンボール神龍が急に出てきても、ここなら驚かないと言いますか

 

(度重なる陳腐な表現、、、すみません)

 

そして、人がいないのでマスクを取って深呼吸をします

 

湖に行くと確かにマイナスイオンらしきものを感じるのは私だけでしょうか

 

心身ともに快活になっていく気がするのです

 

榛名湖を十分堪能した後、車に乗り込みました

 

長い一日でしたが、あっという間でもあります

 

コロナがあるので自由に場所を行き来できないので、なんとも歯がゆくはあります

 

私は車で行きましたが、電車やバスを乗り継いで行くのはためらわれる方もいると思います

 

ご飯も慎重に選択しなければなりません

 

ただ、今回このような日帰りの旅をしてみて、改めて素晴らしいと思いました

 

まだまだ当分は控えようと思いますが、やはり旅は必要だと思います

 

ちなみに今回行った神社では自分のことのみならず、早くコロナが収まってくれることも祈願しました

 

微力ながら、願いが届けばと思います

 

f:id:teckham4:20200912113443j:plain

いよいよやってきました。榛名神社。ご無沙汰しております

f:id:teckham4:20200912113518j:plain

芸術的な彫刻、そそり立つ岸壁。あとは私の写真テクニックがもう少しあれば・・・

 

 

 

 

f:id:teckham4:20200912114556j:plain

滝が流れています。こういった多様な自然が出迎えてくれるので、気持ちが改まっていくのです

f:id:teckham4:20200912114754j:plain

奇妙な山のシルエットに湖。普通に出来上がった景観ではありません。スワンボートにも乗れるようですが、ここから見ているだけで十分です。別の山の頂上にはロープウェーで行けるようです

 

プライバシーポリシー